Vol.736ハタラクさんの毎日 いたたまれない。
2016.12.25
30代前半と思しき小柄で、ちょっとファンキーな母親がベビーカーを押してわたしの前を歩いていました。ベビーカーには1歳ぐらいの女の子が大声で泣いて乗っています。
するとその母親はベビーカーを突然止め、子どもの履いていた靴下を脱がし、
「あんたのためにやってんだよ、わたしは!」と大声をあげました。
朝早くの住宅街だったこともあり、周囲にあまり人はいませんでしたが、近くを歩いていた数人は驚きの表情。
もちろんわたしも。その後、母親はベビーカーを乱暴に動かし始め、子どもはさらに大声で泣いて。
いたたまれないということはまさにこういう状態を指すのでしょうね。
なんともつらい、いやーな、切ない気分になりました。
母親も人間ですから、感情を露わにしたくのはわかります。
でもそれを子どもにあたったところで解消するどころか、
ますます自己嫌悪に陥るように思えてなりません。
また子どもも、いくら小さいとはいえ、きっとそんな母親の状態を心のどこかに
何かの形で残すような気もします。
母親と子どもの関係だけでなく、仕事でも、プライベートでもそのようなことは起こりえますよね。
やはりいたたまれない状況はつらい。
クリスマスにそんなことを思っていたりしています。
怒りは何も生みませんからなー。生むとしたら負といわれるものですからなー。
だから切ない、だから悲しい。
Relax & Enjoy♡