Vol.791ハタラクさんの毎日 最初は・・・。
2017.02.18
最近、わたしの周囲で瞑想や座禅、お経を唱える人が増えています。それは年齢を問わず。往々にして何かきっかけがあって、自分を見つめる、自分は何のために生まれてきたのかを知りたい、自分の役割に気づきたいなどの心境に至り、そのひとつの策として、先のことをはじめるようになったようです。
友人たちのなかで毎日、般若心経を唱えはじめた人の話しです。
どちらかの宗派に属しているわけでも、宗教家でもないのですが、毎日唱えるようにしていると。
「不思議と般若心経の音に気持ちが落ち着く。そのリズムや音に引き込まれて気持ちが整う感じがする」
そんなことを言っていました。
わたしが初めて般若心境を唱えたのは、京都のあるお寺を訪れたとき。もう20年以上前になりますね。
そのお寺では参拝者とお寺の僧侶が一緒に般若心経を唱える時間があり、ちょうどその時間にわたしは参拝していました。
もちろん般若心経は聞いたことはありましたが、まさか唱えるなんて思ってもいなかったので、初めて唱えたときの感覚は、なんともいえない不思議な、というか正直違和感を抱きました。
というのも、無宗教の自分がお経を唱えるなんてという、心理的な居心地の悪さとでもいうのでしょうか、そんな感じでした。
でも今はわたしもまったく普通に唱えるので、これは最初のアレルギー反応のようなものだったのかしらと。
こうして何百年も伝わるものには、それだけの力があるのですよね。
そこから何を学び、何に気づくかは自分次第。
お寺の本堂のシーンとしたあの雰囲気、お香の匂い、ヒヤッとした床。
すべて好きだすなー。そこで唱えるお経・・・たまらんだす。
Relax & Enjoy♡