楽しみ、楽しませ、ほんのちょっと楽になる

Vol.886ハタラクさんの毎日

Vol.886ハタラクさんの毎日 Fusion

2017.05.24

縁あって出会って、だんだん会う回数も増えていって、いろいろ話して、時間を共有して、楽しいことをいっぱい一緒にして、無理なんか全然しなくて、そのままの自分でいられて、「うれしいなー」という気持ちで目が覚めて、こういうことすべてが幸せだなーと感じて。
 
これが人と人とのコミュニケーション。
それは仕事においても、恋愛においても、どんな人間関係も同じように思います。
 
そしてその良好な人間関係も、うすうす気づいてはいたけれど、些細なことがきっかけで、いや、その些細なことが実はとても大切なことで、その大切なことを無視したり、軽視したりすることの積み重ねが大事なものを壊してしまう。
 
壊れるときはあっという間で、何のサインも感じなくて来る場合もあれば、はっきり言葉で伝えられることもある。
 
そういう状況になると、わたしはグーッと自分の中に入り込んで、我慢というか無理というか、全部わたしが悪いと飲み込んでしまいがち。
そういうことを何度もしてきているのに、もうしないと決めているのに、長年のクセはこわいもので、また繰り返してしまったり。
 
でも素敵な言葉をかけてくれる人もいます。
「お互い今まで積み重ねてきたものがある。
大事なものがある。
それを相手に合わせることだけでなんとかしようとしたら、いつかきっと苦しくなる。
人はそのままでいいんだから、お互いの大切にしているものが『あれ、違うな』って感じたら、どう融合していくか。
我慢や無理をするんじゃなくて融合すること。
焦らないで、少しずつ融合していけばいい。
でもその融合がうまくいかなっから、離れることになる。
自分が大事にしているものを我慢することを重ねていくのは、本当につらいことだから」
 
違う場所で生まれて、違う家庭で育って、違う学校にいって、違う仕事をして、違う友人たちとつきあって。
そういうまったく違う環境で出会った人同士がすべて同じなんてあるわけがありません。
 
幸いにも、自分が大切にしているものと近いものを大切にしている人たちとの縁が深まったり、広がったりしている今、自分をなくすのではなくて融合すること。
しかも焦らずに。
 
落ち込んだり、しょげたりしている時間がもったいないですよね。
こんなことを共有できる読者の人がいましたらうれしいです。
 
 
 
幸せになると、もっと幸せになりたいと思うものだす。
だから焦ってしまう。
結果を求めてしまう。
そして卑屈になったり、自分を責めてしまう。
今まで歩いてきた人生をお互い大事にしながら、受けとめながら、融合していくだす。


Relax & Enjoy♡

Writer Profile

河田実紀
河田実紀Kawada Miki

株式会社ハタラク社代表/編集者
大学卒業後、出版社に入社。主に雑誌の編集に携わる。2011年、女性雑誌の編集長に就任。2013年5月独立。大好きな編集の仕事を軸に、今の時代だからこそできる出版の力を見出そうと、「一度きりの自分の人生、楽しんで生きる!」と決め、一歩を踏み出す。2014年12月22日に(株)ハタラク社設立と同時に、WEBマガジン『ハタラク』を開設。

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