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Vol.984ハタラクさんの毎日

Vol.984ハタラクさんの毎日 世間知らず。

2017.08.30

「あなたは世間知らずね」
ある方から言われました。
「そういう仕事をしていて、大勢の人に会っているでしょうに世間知らずね」と。
 
わたし自身に近しい人の様子がいつもと違う。
メールを送っても返信がない(いつもは必ず来る)
電話をしてもでない(いつもはでられないと、後から必ずかかってくる)
そんな状況にいたたまれなくなったわたしは、「病気になったのかしら? 何かあったのかしら?」と、あれやこれや気をもみ、「もしかしたらわたしが知らないうちに、何かひどいことをしてしまったのかしら?」と、勝手にパニックに。
 
近しい人の周囲の人に聞いても、はっきりしたことがわからず、「あなたに原因があるのでは?」のようなことを伝えられ、ますます動揺してしまい・・・。
 
ようやく本人と連絡がとれ、「人間関係でいろいろあって、今は誰とも話したくないし、連絡もとりたくないから。別にあなたが原因ではないので」と。
 
ホッとするとともに、「なんでそういうことをするんだろう」と、その人への怒りが湧いてきて、そういう人の近くにいると、わたしがふつふつしてしまうので距離を置いているという、一連の流れをある方にしたところ、「あなたは世間知らず」だと言われました。
 
最初は意味が分からず、「どういうことですか?」と。
「世間とは人のこと。
その人がいつもと様子が違うと思ったら、その原因を確かめるのは大事だけど、そこであなたがあれやこれや思うのは、振り回されているということ。
『そうか、その人もそういう面も持っているんだな。じゃあその人が話したくなるまで待とう』でいい。
そういう外側から自分を見つめることが大事。
世間はそういうことを普段から教えてくれているんだから」
 
世間と接して、見ているようで、見ていなかったわたし。
こと、近しい人になると感情が揺さぶられ、そこに理屈を見出そうとして、振り回される。
 
世間を知る、ようやく腑に落ちました。
 
 
 
そのままを受け入れることにも、今回の話しはつながるだすな。
そこは大きな命題だす。


Relax & Enjoy♡

Writer Profile

河田実紀
河田実紀Kawada Miki

株式会社ハタラク社代表/編集者
大学卒業後、出版社に入社。主に雑誌の編集に携わる。2011年、女性雑誌の編集長に就任。2013年5月独立。大好きな編集の仕事を軸に、今の時代だからこそできる出版の力を見出そうと、「一度きりの自分の人生、楽しんで生きる!」と決め、一歩を踏み出す。2014年12月22日に(株)ハタラク社設立と同時に、WEBマガジン『ハタラク』を開設。

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