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Vol.992ハタラクさんの毎日

Vol.992ハタラクさんの毎日 知らないうちに。

2017.09.07

なるべく人に迷惑をかけないように、
なるべく相手の気持ちを思って、
なるべく人を傷つけないように、
普段から自分なりにそういったことを心がけているつもりです。
 
しかし、自分が知らず知らずのうちに人を傷つけていることを、はっきり知ることがありました。
 
Aさんとある話しをしていました。
その話しの流れでAさんから「過去にあなたが発した言葉で、とても傷ついた」と言われました。
わたし自身は、その言葉を発した覚えがなかったので、謝りつつその旨を伝えたら、「覚えがないなんて、なおさらたちが悪く、性悪だ」と。
「偉そうなことを言っているクセに、人にしていることは最低だ」とも。
 
続けざまに次々と、あのときはこうだった、そのときはこうだったと言われ、論点がどんどんずれてきて、自分でも取集がつかず、相手もわたしも怒りの感情が爆発してしまい・・・。
 
原因はすべて自分にある。
そんなにわたしは悪いことをしたのだろうか。
わたしの言い方が悪かったのだろう。
もっとこうしておけばよかった、ああしておけばよかった。
と、そんな思いがぐるぐる渦巻き、自己否定がはじまりました。
自信もなくなり、苦しくて苦しくて。
 
自分で蒔いた種だからしょうがない。
全部わたしが悪いんだ。
いつものわたしの思考パターンです。
こういう悶々とした気持ちを何日も持ちながら、ドヨーンとした中で過ごして。
 
幸いにも今回はそういうことを話せる人がいてくれました。
話したら少し楽になったけれど、Aさんとのことはまだまだ重く深くわたしの中にあります。
 
これはわたしの意識を変えるしかないことも分かっています。
それができない。
課題なんですよね、人生の。
それも分かっているんですけどね。
 
 
 
知らず知らずのうちに人を傷つけていると知ると、言葉を発するのが臆病になってしまうだす。
これは本当に苦しい。
 


Relax & Enjoy♡

Writer Profile

河田実紀
河田実紀Kawada Miki

株式会社ハタラク社代表/編集者
大学卒業後、出版社に入社。主に雑誌の編集に携わる。2011年、女性雑誌の編集長に就任。2013年5月独立。大好きな編集の仕事を軸に、今の時代だからこそできる出版の力を見出そうと、「一度きりの自分の人生、楽しんで生きる!」と決め、一歩を踏み出す。2014年12月22日に(株)ハタラク社設立と同時に、WEBマガジン『ハタラク』を開設。

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