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Vol.1035ハタラクさんの毎日

Vol.1035ハタラクさんの毎日 積み上げ。

2017.10.20

どんな仕事でもそうですが、締め切りというものが
ありますよね。
雑誌の編集の仕事も言わずもがなですが。
 
締め切りのときこそ、余裕をもってと思いながら
スケジュールをたてるものの、
なかなか思い通りにいかないのが常。
 
だからアフアフになって、ダーッと勢いに任せて
おさめることが多々あります。
そして、その度に思っていたことがありました。
 
締め切りをクリアし、
無事に仕事をおさめることができると、
「はい、次!」と気持ちはもう次へ。
 
その感覚にずっと違和感というか、
「これでいいのかな?」
「積み上げているのではなくて、流れていないかな」
こんな気持ちが湧いていました。
 
蓄積されていかない感じってわかります?
砂に水をかけると、スルスル入っていきますよね。
あれに似ています。
 
ある人から言われました。
「君の仕事は、今しか見ていないように思う。
毎回締め切りを守ってつくったものに感謝している?
誰のためにつくっているの? 
はい次、はい次・・・それを繰り返してきたから
雑誌や本が売れなくなったんじゃないかなー」
 
編集の仕事をしてほぼ四半世紀。
違和感の根本が見えてきた気がしました。
 
 
 
感謝の気持ちを大切にしよう、と思ってはいても
伴っていない自分が・・・。
さぁ!!


Relax & Enjoy♡

Writer Profile

河田実紀
河田実紀Kawada Miki

株式会社ハタラク社代表/編集者
大学卒業後、出版社に入社。主に雑誌の編集に携わる。2011年、女性雑誌の編集長に就任。2013年5月独立。大好きな編集の仕事を軸に、今の時代だからこそできる出版の力を見出そうと、「一度きりの自分の人生、楽しんで生きる!」と決め、一歩を踏み出す。2014年12月22日に(株)ハタラク社設立と同時に、WEBマガジン『ハタラク』を開設。

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