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Vol.1970ハタラクさんの毎日

Vol.1970ハタラクさんの毎日 毎日死んでいる。

2020.05.12

解剖学者の養老猛先生の番組を観ました。
養老先生の日常生活を追いながら
質問に答え、思いを話す番組でした。
 
死についてどう思いますか?
その質問に
「毎日死んでいるからね。
寝ている間は死んでると一緒。
目が覚めるから生きているわけで
覚めなかったら死ぬ。
だから死は怖くないんですよね」
 
死とはなんでしょう?
「死は二人称。
自分の死はわからないけど、
死を語るときは誰かの死だから、
常に二人称なんだよね」
 
大切な人が亡くなったら悲しいですよね?
「うーんそうね、その死で自分がどう変わるかだね。
人の死は、自分が変化することだと思う。
そこで感じたことで、変わるんだよね。
だから悲しいというか、自分が変わるんだよね」
 
養老先生の話がとても興味深く
聴き入ってしまいました。
先生は5才でお父さまを亡くし、
物心ついた最初の記憶がそれだったそう。
だから、死から人生がスタートしていると。
死からの生。だから死は特別なものではない、
そう話されていました。
 
もっともっと聴きたい。
 
 
 
聴ける話、聴きたいと思える話は貴重だす。
 


Relax & Enjoy♡

Writer Profile

河田実紀
河田実紀Kawada Miki

株式会社ハタラク社代表/編集者
大学卒業後、出版社に入社。主に雑誌の編集に携わる。2011年、女性雑誌の編集長に就任。2013年5月独立。大好きな編集の仕事を軸に、今の時代だからこそできる出版の力を見出そうと、「一度きりの自分の人生、楽しんで生きる!」と決め、一歩を踏み出す。2014年12月22日に(株)ハタラク社設立と同時に、WEBマガジン『ハタラク』を開設。

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