楽しみ、楽しませ、ほんのちょっと楽になる

Vol.17暇と毒

Vol.17暇と毒 馬と私とやってみること。

2015.11.24

みなさん、こんにちは。植松晃士です。
乾燥がひどくなってきましたが、お肌も心もカサついてませんか?
さて。今回のテーマは『馬と私』です。
 
みなさん、突然ですが「菊花賞」ってご存知?
先日、新潟のJRAさんにイベントに招待いただき、新潟まで出張してきました。
実は、まるきり馬関係はわからないの。唯一、フランスのロンシャンに昔行ったことはあるんだけどね。馬主さんが馬を披露するという様は、それはもう華やかで。列席している女性たちの装いも、それは素敵なものでした。
 
ただ、日本の馬関係となるとねー。フランスとか海外のものとは違って、耳に赤ペンさしているおじさんとか、必死に競馬新聞を読んでいるおじさんとか、外れた馬券をちぎって投げているおじさんとか・・・・・・。そんなおじさんしか想像できなくて。「なじめないわー」と思っていたの。それに、馬関係の知識もほぼなかったんです。
 
ところが、最近の競馬場はすごくキレイでオシャレなのねー。お食事できるスペースがあったりして、イメージが変わりました! 
 
そんな中、「菊花賞」当日に、競馬場に来場される女性たちに向けて、ファッションやビューティといったトークをするというイベントにお呼ばれしたんです。とても楽しい、貴重な経験でした。
 
朝から終わりまでずっと競馬場にいたんですが、トーク以外の時間もゆったり過ごせて、自分なりにジョッキーの皆さんのファッションチェックとかしたり、馬の顔を見たりして、馬券の予想をしてみたり。でも、馬券なんて買ったことがないから窓口のお姉さんに「初めてでわからないんですぅー」って言って教えていただいたの。自分なりに選んだ馬だから、やっぱり走るとなったら大興奮で応援しちゃうよね! こんなところで素の自分が出ちゃったかも(苦笑)。ま、初めてだから当たるわけもなく、テレビドラマのように馬券をちぎって空に投げる・・・・・・っていう気持ちもわかったの。負けてしまったけど、すごく楽しかった! 次はどうしようとか、こういう風に選んだらどうかしら? とか考えたりして。
 
その時にふと、日々知識も経験もなしにあれこれと口を出しちゃダメだな、と学びました。批判するにも誉めるにも、まずは自分なりに経験しないと説得力もない。「知らない」と言って黙ってしまうのもつまらないしね。自分には「違うもの」として受け入れないのではなく、とりあえず自分の経験値を上げることは大切だと感じたんです。
 
皆さんの中にも「自分にはコレは合わない、違う」と拒否しているものってあるはず。でも、それをあえてやってみることで世界が広がることは必ずある。ルーティーンになって落とし穴にハマらないためにも、どこかで突破してみるってことは必要じゃないかしら。ブツブツと不平や不満をもらすだけじゃなく、とりあえずやってみる。やってから意見を言えばいいんだし。ひょっとしたら、考えていたことが小さかったと思えるかもしれないし。何かしら変化は訪れると思うんです。暇になったら、新しいことにチャレンジする、何をしてみたいか考える、というのも落とし穴から脱するひとつの方法よね。
 
今度は絶対に馬券を当てたいわー!
では、皆さん、またお会いしましょう!!

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Writer Profile

植松晃士
植松晃士Koji Uematsu

アタッシェ・ドゥ・プレス(※)
ファッションプロデューサー
株式会社ヘルメット/株式会社アンソニーレッド 代表取締役
数々のファッションブランドのPRを手がけるほか、ファッションプロデューサーとしても活躍中。TVや雑誌などの多くのメディアで、女性のファッションに対する独自の視点と、その辛口トークが大好評。

※アタッシェ・ドゥ・プレス
ファッションブランド、ジュエリー、コスメ、ファッションビルなどのPRを手がけるほか、ブランドのPR、ブランドディレクション、企画アドバイス、イベント企画・運営などを行います

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