Vol.45暇と毒 2016年の感動からの・・・!!
2017.01.17
みなさん、こんにちは。植松晃士です。お正月気分もあっという間に過ぎていきますねー。今回も毒はそうそう盛らず(笑)、
2016年に僕が感動したことをお話したいと思います。
2016年は、あまり出かけてませんでした。一番大好きな街、パリに行けなかったのがかなり悔しい! 今年こそは出かけて行きたいと思ってます。
2016年に感動した場所は、兼六園。ほら、北陸新幹線ができて金沢も近くなったでしょう。
小京都と呼ばれる金沢にショートトリップしてきたんです。
兼六園はみなさん行ったことあるかしら?
日本三名園のひとつに数えられる歴史的文化遺産です。江戸時代の代表的な名園なんですよねー。
何代もの加賀藩主によって長い時間をかけて造られただけあって、おみごと!
土地の広さを活かして造る「廻遊式」という、築山や池や茶屋が点在している、
見ごたえたっぷりのお庭なんです。
中でも僕が気に入っているのが、兼六園に隣接する「成巽閣」。
1863年に12代奥方のために造られたもので、晩年を過ごされたそうです。何がすごいって、その内装! 特に「群青の間」と呼ばれるお部屋は圧巻。まさにビビッドな青!
この当時、そんな青の顔料ってあったの? と不思議に思うんだけど、
聞いたお話によるとラピスラズリだそう。
しかも、フランスから日本に渡ってきたらしいんだけど、超珍しいことみたい。
だって、当時は海外との貿易も限られていたでしょうからねぇ。お高かったんだと思うけど。
どうやら、そこから生まれたこの群青色は、金沢では定番カラーになっているそうです。
お姫様つながりでいえば、マリー・アントワネット展も見ごたえがあったー!
みなさんはもうご覧になった? ヴェルサイユ宮殿が企画・監修だから、本物よ。
まだの方は2017年2月26日まで開催だから急いで!
原寸大に忠実に再現された彼女のプライベートのお部屋の展示もあるから、
ファッションもインテリアも参考になるはず!
青つながりでいえば、新しく誕生した「すみだ北斎美術館」で見た冨嶽百景。
彼が描く波の青さはインパクトがすごい! それはそれは美しい青。
当時は中国から顔料が入ってきたそうですが、金沢の青とはまた違う美しさがあって、
時代を超えて受け継がれていく「美」を体感しました。
歴史もそうだけど、続いていく、つながっていくものって大事。
食物連鎖じゃないけど、経済連鎖とか美の連鎖とかあると思う。
ひとつの作業をいやがらずにちゃんとやっていくことで、必ず生まれる新しいものがあるでしょ?
せっかく社会に出ているのに、いただいたお仕事をやりたがらない人って意外にいるのよね。
でも、そこを外すと回らない。連鎖がストップしちゃう。
連鎖になっていることを理解していないから拒否するんだろうけど、
そうしているとツケが回ってくるのは自分だっていうことにも気づかないんだろうねぇ。
要らないお洋服がいつか捨てられちゃうのと同じように、要らない人間も捨てられちゃうから。
あ。新年早々は毒は盛らないようにしようって思ってたけど、つい出ちゃったわぁ(苦笑)。
とにかく2017年も行く先々でたくさんのことをインプットして、
どこかでいい形でアウトプットできるように生きていきたい。と思う今日この頃です。
では、みなさん、次回またお会いしましょう!