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Vol.51暇と毒

Vol.51暇と毒 ボス猿注意報。

2017.04.18

みなさん、こんにちは。植松晃士です。今回は「いるいる!」のお話。
読んだあなたもきっと「ハッ!」とするはずぅ。
 
 
まずは、僕のお友達のお知り合いのお話。
娘さんがいらっしゃるそうなんだけど、娘さんに彼氏ができたらしいの。
で、おうちに呼んでご飯会をしたんですって。
宴もたけなわになってきて、お母さんが彼に「ワインでもいかが?」って切り出したら、彼が「うん。いいですよ」って答えたんだって。それを聞いてお母さんがカチン! 
お友達に「そんな返事ないと思わない?!」と烈火のごとくお怒りだったんだそう。
 
 
もうひとつは、僕のお友達のお話。
女友達に新しいボーイフレンドができたらしく、いろいろな相談をしてくるらしいの。
それはもちろん「悩み」という名の「自慢話」なんだよねー(笑)、たいていが。
だから、真面目に聞いてあれこれ言わなくても、ただ聞いてあげるだけで女友達は気が晴れるもんなんだけど、お友達はついつい「そんな男よくないと思う!」「別れたほうがいい」とかって答えてるんだって。
 
 
あとひとつは、僕の知り合いのお友達のお話。
お友達みんなでお食事しようってことになったんですって。
お友達の経営するお店に集うことになってオーダーしようとしたら、「あなたはコレ好きでしょ。コレがいいと思う」とかって勝手に決めちゃうんですって。
もちろん、お店のこともお友達のことも知り尽くしているかもしれないけど・・・・・・。
 
 
はい、すでにみなさんはお気づきだと思いますが、すべて「でしゃばる」「頭をつっこむ」「おせっかい」な女性のお話し。
意外とはびこっているんですよね?。
 
恋愛なんて特に本人たちが幸せならいいじゃない! 
外野がわいわい言うことじゃないでしょ。
 
ワインを勧めてもらった彼も、そろそろ打ち解けてきた頃だし、お母さんに誘われたらイヤとは言えないし、っていう気持ちだったと思う。
 
相談した女友達も、そんなにズケズケ言われたくないと思う。
 
お食事だって好きなものを食べたいと思う・・・・・・。
 
 
そんなお話を聞いていたら、まるでボス猿を思い出しちゃいました。
で、「友達同士のサル山でボス猿になってどうする?!」って思うんだよねー。
その人のためを思って、という気持ちなのかもしれないけれど、冷静にハタから見てると本人たちのことなんて考えてないだろうなぁって受け取れるでしょ。
果たして、あんた、その人のために最高の彼、最高の食事を与えられるの?って話よ。
 
 
また違う角度から見れば、それだけおせっかいできるゆとりがあるって羨ましいわぁって感じ。
だって、他人のことにそれほど力入れるなんて、そんなヒマないもの! 
いちいちでしゃばる、おせっかいする、頭を突っ込むことで自分の存在を誇示したいのかしら。
スポットライトは私に!ってこと? それもお門違いだよね?。
 
そして、共通していることといえば、そういう女性は必ずお友達や仲間が離れていく。
で、それがなぜそうなっているのか気づかない。
ま、そもそも気づいていたら、でしゃばっておせっかいして口を挟むこともないでしょうけどねぇ。
 
人の振り見て我が振り直せ、と言います。みなさんも気をつけて。
では、また次回お会いしましょう!
 
 

Writer Profile

植松晃士
植松晃士Koji Uematsu

アタッシェ・ドゥ・プレス(※)
ファッションプロデューサー
株式会社ヘルメット/株式会社アンソニーレッド 代表取締役
数々のファッションブランドのPRを手がけるほか、ファッションプロデューサーとしても活躍中。TVや雑誌などの多くのメディアで、女性のファッションに対する独自の視点と、その辛口トークが大好評。

※アタッシェ・ドゥ・プレス
ファッションブランド、ジュエリー、コスメ、ファッションビルなどのPRを手がけるほか、ブランドのPR、ブランドディレクション、企画アドバイス、イベント企画・運営などを行います

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