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Vol.57暇と毒

Vol.57暇と毒 諦めない女。

2017.07.25

みなさん、こんにちは。植松晃士です。
前回は「慣れ」をテーマにお送りしましたが、今回は「諦めない女」です(笑)。
 
先日、とある女性ばかりがいる職場で働いている女友達とご飯に行きました。
彼女はとっても気さくな性格で、自虐的ではあるんですがおしゃべりも楽しくて、とにかくサービス精神旺盛な方なんですよね。
そういう人って、心がケチじゃないんだな、と思うんです。
だって、持っているものをすべて振舞う! ということですから。
まわりの人をも幸せにする人なんだなーって感心してました。
 
宴も興に乗り、彼女が先日行ったゴルフデートの話になったんです。
ちなみに、彼女は40代の妙齢。独身です。婚活中です。
その中でのゴルフデート。
これは、いい選択ですよね。
だって、ゴルフってその人の本性が出ますから。
どういう男性かはゴルフを見ているとわかるんです! 
結婚を迷っている人は、彼をゴルフに誘ってみるといいかもぉ。
 
さて、彼女は意気揚々とゴルフ場に行くわけです。
だってデートなんですから。
で、いつものようにサービス精神を大全開にして、マシンガンのようにトークを繰り広げたわけです。
もちろん、彼女はウキウキ・ドキドキですから、その照れ隠しもあるんでしょう。
ラウンド中もずーっとおしゃべりしていたそうです。
 
でもね、八代亜紀さんの『舟歌』にもあるように、ときには「女は無口なほうがいい」こともあるわけです……。
彼としてはゴルフ命だったんでしょうね。
ラウンド中は話しかけるな、みたいな雰囲気になったそうなんです。
その先は言わずもがな、で。
 
すると、彼女は「でも、私、諦めてませんから!」。
そ、そうよね。
僕も一応「ご縁だから。諦めることもないと思う…」というようなことを言いました。
ただね、ガールズトークではすごく楽しいし、ウケもいいかもしれないけれど、それを同じように男性に向けて放つとどうなるか、は学習したほうがいいと思うんですよねぇ。
男性からしてみれば、照れ隠しのおしゃべりだったとしても、それは遠慮したいという気持ちがあったのかもしれない。
ムリにしゃべらなくても、無言の状態でも心地いいという時はあるしね。
何も話さない時間がリラックスしているのかもしれないし。
 
諦めないことは悪いことじゃないけど、うまくいかないということは何かを変えないといけないんじゃないかしら? 
前回お話した、過信・慢心じゃないけど、慣れていることをやっていてはダメ。
何かが足りないからうまくいかないのだから、自分がちょっと変わっていかないと。
といっても、自分の価値を下げてまで変わることはないと思う。
相手の対応を下げることも。
じゃないと、安物買いの銭失いになってしまうから。
変なものを買って、それをごまかしつつ過ごすなんてやりきれないものー!
 
「諦めない」という気持ちは持ちつつ、自分の価値は守りながらも、臨機応変なデートのパターンを持つことで、婚活もうまくいくような気がする。
とはいっても、本人の幸せは他の人が決めることじゃないですけどね……。
婚活中の方はご参考までに!
 
では、また次回お会いしましょう!!

Writer Profile

植松晃士
植松晃士Koji Uematsu

アタッシェ・ドゥ・プレス(※)
ファッションプロデューサー
株式会社ヘルメット/株式会社アンソニーレッド 代表取締役
数々のファッションブランドのPRを手がけるほか、ファッションプロデューサーとしても活躍中。TVや雑誌などの多くのメディアで、女性のファッションに対する独自の視点と、その辛口トークが大好評。

※アタッシェ・ドゥ・プレス
ファッションブランド、ジュエリー、コスメ、ファッションビルなどのPRを手がけるほか、ブランドのPR、ブランドディレクション、企画アドバイス、イベント企画・運営などを行います

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