Vol.58暇と毒
得るものがあれば、
失うものが必ずある。
2017.08.15
みなさん、こんにちは。植松晃士です。蒸し暑い日々が続いてますね。
さて、人生では「失うもの」と「得られるもの」が背中合わせじゃないかなと思うことがありませんか?
やっと手に入れたものがあって喜んでいたとしても、よく考えると何かひとつ手放していることってありますよね。
僕のお友だちの1人に、大手のナショナル企業にお勤めしてらっしゃる人がいるんです。花形部署に所属して、フレックスタイムで出勤なさっていたんですが、この6月に異動になってしまったの。
毎日決まった時間にお仕事が始まるんですって。
今までとはガラリと違う生活になったってことですよねぇ。
そして、もう1人のお友達はコミュニケーションをとるのがすごくお上手な方。その才能を見込まれたのか、外交担当も受け持つことになって仕事の量が増えたんですって。
どちらも条件が悪くなったわけではないんだけど、共通して言えることは働く環境が変わったということ。
ご本人的にはどうかわからないけど、きっとナショナル企業の方は、とまどいやストレスはあるでしょうね。
外交担当になった方も、人づきあいほど大変なことはないから、それはそれで大変だと思う。
マメなクイックレスポンスも必要だし、相手に不快な思いをさせることもNGだし。
コミュニケーション上手という才能があったがために、負担が増えてしまったんですから。
とはいえ、あながち悪いことばかりじゃないと思うんです。
だって、ナショナル企業の方は、規則的なライフスタイルを手に入れることでヘルシーになるじゃない?
もしかしたら、余った時間で趣味を広げたり、家族との団欒を楽しんだりできるはず。
外交担当の方も、新しいタイトルを手に入れることによって発言力も増しただろうし、コミュニケーションをとることで新たなネットワークを築けるでしょうね。
つまり、ライフワークが増えるかもしれない。
時間と経費とサービス精神によって、何か必ず得るものはあると思うんです。
このように、他人の人生を参考にして考えると、得るものがあれば、失うものが必ずあるんだなと。
この2つはセットになっていると感じずにはいられない!
だから、欲をかいてたくさんいろいろなものを得たい! と思っているなら、失うものは想像以上に大きいのだと自覚しておいたほうがいいよね。
例えば政財界の方々や、芸能界の方々とかはいつもパパラッチされたり、プライベートあるような、ないような。
でも、その地位にいる間は仕方ないことだと思うんです。
とはいえ、一般人でもそうかもしれない。
あるところまで登りつめるとか、願っていたポジションに就いたら、何かを失うかもしれないという覚悟は必要かも。
なんて考えると、人生「そこそこ」がいいんじゃないのー? と個人的には思う今日この頃です。
欲を出しすぎない。何かを得るために何かを手放す。
何かを手放すことで何かを得ることができる。
この定義が身についていれば、必要以上にムチャをしないんじゃないかしら。
もちろん、覚悟の上で得たいものがあれば、がんばって!
人生1度きりだしね。
では、また次回お会いしましょう!!