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Vol.100暇と毒

Vol.100暇と毒 おごりをお持ちでは?

2019.05.16

みなさん、こんにちは。植松晃士です。
今回は記念すべき100回目です! 
といっても特別に何かあるわけでもないですが(苦笑)

『ハタラク』ということで、働いている方々に向けて発信しているサイトですが、
本当に働くということは大変なことですよね。
何のために働いているかといえば、社会の役に立つため。
そして対価を得る。お金がまわることで世の中が動いています。
この仕組みは簡単なようでいて、けっこう複雑。

発展国として成熟してきた日本において、働き方改革というキーワードがある昨今、
「働く」ということについて考えてみるのもいいかもしれませんね。
100回記念として。まずは、会社や職場において、
どれだけ役に立っているのかということを見つめ直してみましょう。

社会がまわるサイクルを考えた時に、働き手としての権利を主張する人は
多いと思いますが、「私じゃないとできない!」というおごりを持っていませんか? 

例えば、大きなプロジェクトを進行しているとします。
でも、それはあなたが生み出したものですか?
ただ、担当しているだけ?
もちろん、自分の意見が通ってプロジェクトにつながったかもしれませんが、
会社の信用と、またその会社に在籍しているからこそ形になった。
プロジェクトにして、もらえたんです。
そして、自分が持つスキル、時間を提供できたってこと。

往々にしてそこを履き違えている人が多いと思うんです。
会社のお仕事なのに、自分だけでやっていると勘違いしていませんか? 
「私はこんなにやっているのに」と不満を漏らす人、
「私がいないと困るでしょ?」と、上から目線になっていませんか? 

お仕事をする上では、仕事をさせてもらっている、という謙虚な気持ち・態度も大切です。
人間、1人でなんでもできるわけではありません。
あなたがいなくても、会社や世の中はまわって行くものです。
勘違いした態度でお仕事していると、しっぺ返しを受けることになりかねませんよー。

実った稲穂は頭を垂れ、やがて刈り取られて人の役に立ちます。
でも、刈り取られないまま、枯れていく稲穂だってあるんですよねー(苦笑)
「働く」ということは、働かせてもらえる、
という謝意と謙虚な気持ちを忘れずにいる姿勢によって有益なものになると思います。
100回記念の今回のお話の最後に、
みなさんにもその心持ちを忘れずにいてほしいと、願うばかりです。

では、また次回お会いしましょう!!

Writer Profile

植松晃士
植松晃士Koji Uematsu

アタッシェ・ドゥ・プレス(※)
ファッションプロデューサー
株式会社ヘルメット/株式会社アンソニーレッド 代表取締役
数々のファッションブランドのPRを手がけるほか、ファッションプロデューサーとしても活躍中。TVや雑誌などの多くのメディアで、女性のファッションに対する独自の視点と、その辛口トークが大好評。

※アタッシェ・ドゥ・プレス
ファッションブランド、ジュエリー、コスメ、ファッションビルなどのPRを手がけるほか、ブランドのPR、ブランドディレクション、企画アドバイス、イベント企画・運営などを行います

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