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Vol.115暇と毒

Vol.115暇と毒 ここらで一度。

2020.03.05

みなさん、こんにちは。植松晃士です。

さて。ゆとり、といわれて約30年。最近思うんですが、お洋服に個性が負けている人って多くない? 
ファッション業界の人は特に変わった格好をしている方がいるんですが、
着ているお洋服がイコール個性ではないんです。

例えば、とても物静かで平和な人が攻撃的なファッションをしていたとしたら、
初めて会う人は「この人は攻撃的な人なんだ」って誤解するでしょう? 
メンズライクなクールなファッションをしていたら、「男前な、ちょい強めな人」だと思われますよね。
もちろん、それを狙っているならいいんですが、無理しているならもう封印したほうがいいと思うんです。

新元号になって2年目に突入することですし、ここらで一度、
自分の過去のファッションを振り返ってみてはどうかしら? 
「自分はイケていたか?」を考えてみて。身の丈に合ったファッションをしていたかどうか?

自分はどういう人間だと思われたいのか。そう思われるようなファッションをしていたか。
それは、つまり自分の評価につながるわけだから!

「今年は誤解を受けないようにする」ということを目指してもいいかもね。
本当の自分の評価を、そのまま表したほうがいい。ファッションのトレンドもあるとは思いますが、
それとこれとはまた違うんですよね。女性らしく見られたいならフェミニンな装いに、
仕事をがしがししたいならスーツ系で、とか。とにかく、自分自身を投影できるファッションで。
個性がお洋服に負けないように!

『暇と毒』の読者のみなさんは、働き盛りの方が多いと思いますが、
今一度ご自分を見直してみるいい機会だと思います。この先をどう進むか、ということも踏まえて、
社会から自分がどう評価されたいのか。これからの1年を考えて、ちょっと考えてみては? 
そこからまた違った未来が見えるかもしれませんよねー。

では、また次回お会いしましょ!!

Writer Profile

植松晃士
植松晃士Koji Uematsu

アタッシェ・ドゥ・プレス(※)
ファッションプロデューサー
株式会社ヘルメット/株式会社アンソニーレッド 代表取締役
数々のファッションブランドのPRを手がけるほか、ファッションプロデューサーとしても活躍中。TVや雑誌などの多くのメディアで、女性のファッションに対する独自の視点と、その辛口トークが大好評。

※アタッシェ・ドゥ・プレス
ファッションブランド、ジュエリー、コスメ、ファッションビルなどのPRを手がけるほか、ブランドのPR、ブランドディレクション、企画アドバイス、イベント企画・運営などを行います

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