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Vol.216台湾から来た白い犬の日記

Vol.216台湾から来た白い犬の日記 DMVでお疲れさま。

2018.05.07

こんにちは Cocoですー。
前回のつづきです。
この日の夕方に日本人飼い主のJapanさんは
DMVに予約を入れていました。
DMVは日本でいう運転免許試験and発行機関です。

このDMVはアメリカでは悪評が高い場所となっています。
それは、いつも激混み! 従業員の態度が激悪! 
書類紛失! 時間がかかりすぎる! ここに集まる人たちは
何故か民度が低め系の人が多いなど、
悪しき場所にするための要因を故意に集めてみたような
場所になっているのです(笑)

それでも予約があるとまだましだというので
予約を入れてから行ってきたJapanさん。
予約者が並ぶラインと予約のない人の並ぶラインがありました。
が、一人の受付嬢が2つのラインから順番に人を招いて
処理をするという感じでした。

Japanさんの番になりまして、受付嬢の黒人女性に
僕が新しい住所に変わったのでその変更とREALという
新しい運転免許所が欲しいことを伝えました。

彼女は機械的に必要な書類をチェックしました。
チェックし終わった後「それで今日は何をしたいの?」と
無愛想な声で聞いてきました。
Japanさんは彼女がもう彼の目的を知っていると思って、
「今から何をしたいかと言われてもわからない。
だからここに手続きに来たのです」と言うと、
「何―? 何をしたいのかわからないのにDMVに来たの?」
と馬鹿にしたような返事をくださいました。
PH1_cocov216_1-20180507.jpgですので、念のため、新しい住所に変わったのでその変更と
REALという新しい運転免許所が欲しいことを再度伝えると、
「それならうと最初から言えばいいじゃないのー」と言ってきました。
つまり彼女は全くJapanさんの話を聞いていなかったようです(汗)
それでもとにかく受付を完了して番号札をもらって、
本手続きの順番を待つことになりました。
もちろん待合室はいつも通り物凄い人でした。

待つことかれこれ15分くらいで彼の番号が呼ばれました。
DMVは担当者によって、そのプロセスと心理的状態が
かなり変わってきます。
Japanさんが呼ばれた受付窓口に行ってみると、
20代くらいの細身の黒人男性でした。
たぶん彼は男性の好きな男性なのでしょう。
お互い「お仲間ね!」的な無言の意思疎通があったみたいです(笑)
彼はとっても楽しく親切でしたので、その後は
「もうー楽勝だったー」と、Japanさんは言っていました。

手続きを終了して帰る前に彼にJapanさんは、
「今日は君が僕の担当ですごくラッキーだったよ!
君は親切だし、仕事も丁寧で速い! 
正直言ってDMVに来るのが少し憂鬱だったけれど
君のおかげでいい印象で終わりました。
本当にありがとうねー」と言うと、彼は顔を輝かせて、
「そう言ってくれてありがとうー! 僕はいつも
一生懸命やっているつもりだから、
そういうお礼を言ってくれて本当に嬉しいー!」
と喜んでくれました。

Japanさんは彼のおかげで、精神消耗してしまうこともあり得る
DMVの訪問&手続きも無事終了しました。
家に帰ってお疲れ様のビールを一杯飲んで一息つきました。
2週間ほどで新しい運転免許証が来るとのことでしたから、
それを待ってみましょう。

さて、どうして今回新しい免許書を作ろうと決めたのか。
Japanさんは日本の銀行に口座があるのですが、
住所が実家になっていて全ての書類が実家へ送られているのです。
PH2_cocov216_1-20180507.jpgもう、実家も年に一度帰るか、帰らないかぐらいですから、
いっそのことこちらへ住所変更をしてしまおうーと手続きをしたのです。
すると、日本の銀行で名前、誕生日、新しい住所の記載されている
米国の公的書類のコピーが必要だと言われてしまいました。
この3つが一度に記載されている公的書類はなかなかありませんで、
運転免許証か、在留証明書となります。

在留証明書でもよかったのですが、運転免許証は
いろいろなところで新しい住所を証明するのに使えますし、
今度新しい法律でREALというものになり、それがないと
空港でも身分証明書として使えなくなるとのことでした。
だから、「それじゃー」ということで免許証を
新しくすることに決めたのです。
「でも久しぶりのDMVは、やはりなんだかんだ言って
疲れるわー」とJapanさん(笑)


ということで、この日の夕飯は鶏のささ身を浅漬けの素に
漬けておいたのでそれをフライパンで焼き、
ゆず胡椒を添えたようでした。
付け合わせはスイートピーの新芽のニンニク炒めとみそ汁。
ご飯は冷凍のものを温めて、そのままラップから出したので変な形です(笑)
PH3_cocov216_1-20180507.jpgインスタ映えしない夕飯ですが、普通に美味しくいただけたようです。
私もテーブルのそばからその様子をしっかり観察しておりました!

Writer Profile

Coco
Cocoココ

台湾生まれ台湾育ちのフォモサ犬系雑種。野良犬だったため正確な年齢は不詳:性別、女推定9歳。台北で殺処分直前に現地の動物保護団体にレスキューされる。その後紆余曲折を経て、2010年、サンフランシスコ在住の日本人男子Japanさんとアメリカ人男子Dさんのカップルの家の養子となる。食べることと散歩が大好きだが鶏肉アレルギーがある。

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