Vol.79暇と毒
表の褒め言葉、
裏の褒め言葉。
2018.07.03
みなさん、こんにちは。植松晃士です。半年が過ぎ、今年もあと半年。
前回、2018年の半分を振り返ってみたところで、
みなさん、どうだったかしら?
今回は、TPOのお話です。
友だちのモデルさんが結婚してお子さんができたの。
お子さんの受験とかあるから、黒い髪の毛に戻して、
紺色のセットアップを買ったり、
遊び心のあるオシャレ時計を革ベルトに替えたり。
ファッショナブルに装うのが彼女の生き方だったけれど、
環境の変化によっては目立ってはいけないことが
美徳になることもあるんです。
そこに個性は必要ないってことで、
いろいろと彼女なりに変化しているみたい。
特に、ファッションは人を表すモノ。
人と違う個性的な装いをしているイコール変わった方、と思われるわけです。
華やかにしていくイコール派手とも取られちゃうんですよね。
裸じゃ軽犯罪になっちゃうから(笑)
お洋服を着るけれど、例えば、
王族に生まれたら王族のコスチューム、
兵隊には兵隊のコスチュームがあるでしょ。
日本の江戸時代でいえば、
大奥に勤めている女性たちは艶やかな着物だけど、
町民は質素な草木色の着物。
というように、階級やら立場を着るもので表現することが多い。
それは、今の時代にもあると思うんです。
そのカテゴリーは昔ほど
はっきり分かれていないかもだけど、
非日常と日常「ハレとケ」はある。
地味にしていることが美徳の場合もあるし、
華やかにしていく場合が正解の場合もあります。
ちなみに、「オシャレね」と褒められることってあるでしょ。
もしも最近褒められていないなら、そろそろ言われてみない(笑)?
ここで注意したいのは、「オシャレね、ステキね」
と人が言ってくれたら、きっと真似してくれるはずってこと。
褒めてはくれるけど真似してくれないってことは、
そう思われてないの。まったくのNGってことかも。
褒めの裏側、リップサービス。
もしかしたら、ちょっと心の中で鼻で笑ってるかもー(苦笑)。
表の褒め言葉、裏の褒め言葉の見極めは、
真似されるかどうか、よー。お洋服は人となりの象徴なの。
昔ほどファッションが地位などの
カテゴリーを分けていなくても、
それなりの人の評価はされるんです。
ただ、センスだけはお金で買えないから。
メディアで見たものすべてを買える裕福な方でも
センスは買えないの。だからこそ、みんなでセンスを磨きましょ!
新しい服を買って、ほかにも欲しいと思うことがあれば、
それはあなたが輝いている証拠!
だって、それを着て見せたい人がいるってことだもの。
でも、もしも見せたい人が身近にいなかったら
「私を見て症候群」にどうぞー(笑)。
じゃ、また次回お会いしましょう!!