Vol.109 暇と毒 植松式社会的ご法度 その2
2019.11.20
みなさん、こんにちは。植松晃士です。少しずつ冬の気配が近づいてますね。紅葉もあっという間に終わりそう。
台風被害に遭われた方々は、どうぞくれぐれも体調に気をつけてください。
今回の「暇と毒」は前回からの続きです。植松式社会的ご法度。
それは、1に時間。2にドレスコードでした。うっかり忘れている読者の方々は
前回を読み直して! これは社会で上手に生きるためのエッセンスだと思っているので、
ぜひとも身につけていただきたいんです。
さて、3に挙げるのが人脈です。「人脈泥棒」。
これって、社会で生きる上でちょくちょく被害に遭うのではないでしょうか。
そして、罪深いものだと僕は思います。
人脈泥棒。それは、ご紹介を受けて名刺交換した方同士が、
紹介した方を蚊帳の外に置いて何の報告もなく、勝手にいろいろな話を進めてしまうこと。
それがご法度?と思うかもしれませんが、誰のおかげでつながったの?
そこをすっ飛ばしていいの? 何の一言もないの? ってことです。
だって、紹介した人の信頼に乗っかって知り合っただけでしょ。
名刺交換したからって、すぐに2人が長年の知り合いになったと思わないで。
それは愚かなことですから。
例えば、AさんとBさんはお互い人生の横波、高波を乗り越えて
長い付き合いを続けていて、それなりの信頼感も持っています。
そこに、たまたま同じ空間にいたからといってスッと入ってきて、
Bさんと発展できるわけがないの。2、3回会ったからって、
長いお付き合いで築き上げたものとは質が違うでしょ。
しかも、黙って勝手に会って、ご報告もなくて、それって仁義に欠けない?
そんなことをしていると、「ガツガツしている人、野蛮な人」っていうイメージになりますよ。
もちろん、お互いの気が合ったのかもしれません。
たまたま次回会うのがスムーズだったのかもしれません。
でも、その際はご紹介した人に一言あるのが礼儀じゃないかしら。
面倒くさくても、その人からのご紹介なんだから「今度会います」とか
「この前会ったんです」とか報告するのは筋じゃない?
Bさんだって、急に一度会っただけの人がぐいぐいきたら「え?」と思うはず。
「Aさんはいないの?」ってことになるでしょ。
もちろんパブリックなパーティで、ちゃんとした紹介者がなく
発展するならいいかもしれないけれど、もしもそういうパーティだとしても
紹介してくれた人がいた場合、その紹介者がどういう立場の人なのかを考えておかないと、
あとから勝手にお付き合いが始まって紹介者には何の一言もない、
ってことになったら大変なコトよね。
人脈は宝です。知的財産といってもいいくらい。
だから、紹介してもらって次の話に進むのだったら、紹介してくれた方を間に挟む、
あるいは報告することは社会人にとってマナーだと思います。
自分もやってしまっている、という心当たりがあるのなら、
悔い改めて。植松式社会的ご法度3か条に抵触しますから!
では、また次回お会いしましょ!!